2021.10.17
以下の方を対象とする。
本講座で説明するのは、階段先折の方法である。
折り返しに慣れていくための最初のステップを解説していく。
以下のような手順で折り返しを作って行く方法について説明していく。
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1:縦3を左端に作成
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2:3列目の色を確定させる。
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3:ゾロを待って、左端に置く。
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4:1列目の土台につながるぷよを置く
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5:2列目の土台につながるぷよを置く
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6:完成
なお、右2列はゴミ捨て場として空けてある。
慣れてくればそこも連鎖にし、7連鎖を狙うと良い。
以下、詳細の説明になる。
初めに覚えてほしい形は以下の通り。
折り返しが完成した5連鎖を狙う
大事なポイントは以下の通り。
先に折り返しを作ることを先折と呼ぶ。
まずは形を覚えることが大事。
慣れていないうちは初手を厳選する。
特に「同じ色が3つ見えている」初手である、
以下のような状態から練習すると良い。
スタート時に見えているネクストを確認する
この2つの初手は以下のように置く。
これをスタートと考える。
これがノータイムで置けるように練習する
これ以外の初手のときはスキップすると良い。
ぷよぷよeスポーツであれば、 「スタートボタン → 初めからやり直す」 を連打すれば違う初手をスキップし、上記の初手を厳選できる。
「同じ色が3つ見えている」に絞るのは、
左端に縦3が簡単に作れることが理由にある。
左端の縦3を作るにはツモを待たなければならない事が多い。 これが折り返しが難しい理由の一つといえる。
ここでは、初手を厳選して折り返しの作り方に慣れていくことを優先することにした。
ゾロとは、同じ色で構成されたツモ(配ぷよ?)のことである。
初手を置いた後は、以下のように「青ゾロ」をツモって1列目に置くことを狙う。
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ゾロを1列目に置けるように練習しよう
本講座では適切な色をゾロ待ちしてから1列目に置くことを練習することを勧めする。
なお、このゾロに赤ゾロは使えない。理由はせっかく確定させた左端の赤が消えてしまうからである。
ほかにも後もう一つの色が使えないが、これについては後述する。
なお、欲しいゾロが来ない場合は土台を構築することになる。
土台にも使えないツモは右2列に捨て、消したりしながら、左四列の連鎖をキープしよう (詳しく解説しないが、これが一番難しいかもしれない。)
階段に限らず、折り返しはゾロを起点にすると完成が早い。
これは、縦2、縦3が必要になることが多いからである。
なお、階段折り返しではゴミぷよを出さずに置くのが難しい。
2つ図を用いて例を挙げる。以下の2つの例で折り返しを作ることを考えてみてほしい。
ゴミぷよが出るNGツモ
作った縦3が消えるNGツモ
1つ目の青黄・青緑と引いている例では、左端に必要な固まった青がネクストとネクネクに見えているにも関わらず、黄と緑の置き場所が折り返し付近にないために青を折り返しに使うことが難しい。
2つ目の青赤が連続で来ている例では、赤が左端と接触するために青を折り返しに使うことが難しい。
そこで、ゾロを使ってゴミぷよを出さずに折り返しを完成させるのが、本講座の狙いである。
余談:
この難しさを避けられるのが、良く説明される先折GTRの良さである。しかし、土台構築に難易度が高いため、初心者には敷居が高い。
欲しいゾロを待って折り返しを作りたいが、ゾロは確率的にそれなりにツモを引かないと出てこない。
そこで、欲しいゾロを引くまでは土台構築を行う。
まず、土台を作る場合に気をつけなければならない色制約がある。
それは1列目と3列目は同じ色にしてならないということである。
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× 1列目と3列目の色になる置き方はしてはならない ×
これはなぜかというと、このまま折り返しを組むと以下のように、折り返し後の土台を破壊することになる。
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3列目につながる赤を折り返しが消えるときに巻き込む。
したがって、以下のような置き方ができるように練習する必要がある。
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このツモが来たときは惰性に負けず、3列目を避けて置くこと
3列目の色制約に気をつけて、手を進めたあとは
次に折り返しの色の制約に注意する。
ゾロの色に1列目と3列目の色を選んではならない。
以下の例で説明する。
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青黄により、3列目黄が決まった
青黄を置いたことにより、3列目の色が決まる。
これによって、黄ゾロが折り返しに使えなくなった。
もし、この状態で黄ゾロを使ってしまった場合は以下の状態となる。
折り返しの黄色と3列目につながる黄色がまとめて消えてしまう
この色の使い方をしてしまうことで、土台の黄色が飛んでしまう。これは避けなければならない。
すなわち、ゾロを引いた段階で、折り返せるかどうかを判断する練習が必要である。
以下の4パターンを把握しよう。
折り返せるゾロを引いた時
折り返しできないゾロを引いた時
逆にゾロが先に来た場合を考える。3列目を置かなければ、1列目に置くゾロは何でも良い。
この時、注意するべきはゾロの色ではなく、土台の3列目の色である。
理由は前項で説明したものと同じだが、待ち方は練習が必要である。
特に以下のように2列目の色をツモで引いたときは注意が必要である。無意識に3列目に使いたくなるからである。
青色の片割れの色を3列目に使ってはならない場合
逆に使って良い組み合わせは以下の1通りだけである。
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青色の片割れに使える色は緑だけとなる例
1列目にゾロが置けたあとであるが、まずは1列目の土台につながるようにぷよを置く必要がある。
以下の図を例に上げる。
この図をスタートに考える
1列目は赤が必要だが、赤についてくるもう一つの片割れが問題になることが多いが、赤を含む次の4つのツモはきっちり、赤を下にして置けば全部問題ない。
試しに置いてみた図が以下の通りである。 問題なく置けていることがわかる。
何でもいいので鉄ぷよに置き換えて以下のように表現できる。この置き方ができるように練習すると良い。
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1列目につながる置き方
なお、2列目への同じ要領で置けるので以下のように表現できる。
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2列目につながる置き方
ここから土台を作ることで完成形になる。
折り返しが完成した5連鎖
以上が階段の折り返しの作り方である。
まとめると、最初に記載した要約の内容になる。